ポストイナ鍾乳洞からトリエステに戻る

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ポストイナ駅へ

ポストイナ鍾乳洞から歩いて駅に戻る

前回の続きです。
思い付きと勢いで来てみたものの、無事にポストイナ鍾乳洞を満喫できました。
vivariumを出るまでは帰りの事なんて全然頭になく、出てからトリエステに戻る事を考えました。

前日までに調べた限りでは、この時間にトリエステまで鉄道やバスで戻るのは難しそうです。
それでも途中の駅までなら行けそうと駅に向かいます。
「トリエステに近い駅まで電車で行ってそこからタクシーに乗る」というのが何となくのプランでした。

ポストイナ鍾乳洞から駅に戻る

街並みを見ながら歩くのも楽しいです。
紫陽花は日本と同じだなぁと思いながら歩きました。

ポストイナの紫陽花

ポストイナ駅

無人駅で時刻表や案内板を確認します。
トリエステまでの電車はないので ←見逃していました!
トリエステに一番近そうなSEZANAへ行ってみます。

ポストイナ駅の時刻表

駅で撮った写真を見直したら20:03のトリエステ行きがありました。
下の案内掲示板は一通りチェックしたつもりだったのに「Trieste Centrale(I)」に気付かず。
TRENITALIAで調べてみると、ポストイナを20:03に出てトリエステには21:32に着くようです。

ポストイナ駅の案内掲示板

ポストイナの駅にはTrenitaliaの券売機はないので、トリエステ駅の券売機かTrenitaliaのオンラインで事前に買っておく必要がありそうです。

ポストイナ駅はslovenian railways(Slovenske zeleznice)の券売機なので行先をトリエステにしても出てきませんでした。

sezanaまで44分で€4.3です。

貨物列車は通っても列車はなかなか来ません。

ホームのベンチに座って待ちながら、昼の残りのサンドイッチを食べました。

18:07の電車でしたがなかなか来ません。

15分くらい遅れて到着。
ガラガラの電車に乗り込みます。

SEZANA駅で下車

SEZANA駅に到着です。

SEZANA駅のホーム

ホームの端(写真左奥)で線路を渡って駅を出ます。
ホームと線路の段差がほとんどありません。

ずいぶん昔で忘れてたけど、
日本でも踏切で線路を渡った事があったんだって。
線路を渡るっていうだけで何となくドキドキするよね。

SEZANA駅で下車して線路を渡る

この駅もがらーんとしていました。
時間が遅かったせいか窓口も閉まっていて人はいませんでした。

駅近くのバスターミナルに行ってみます。

この時間は全てのバスが終了して閑散としていました。

ここからタクシーでトリエステに戻る事にしました。
駅前でもタクシーは停まっていないので、駅近くのホテルでタクシーを呼んでもらいました。

トリエステまでは€30で多分クレジットカードは使えないとの事。
羽田で両替した€60。
ほとんどカード払いだったので€50以上残っていました。
いざという時にキャッシュがあって助かりました。

日没までにトリエステに戻る

ホテル前でタクシーに乗る時に運転手さんが後ろのトランクを開けてくれました。
日帰り観光でショルダーバッグだけです。
荷物は無いと伝えてトランクは閉めてもらって出発です。

事前に€30と分かっていたので安心して景色を楽しみました。

€30が高いか安いか分からないけど、
予想していた金額とドンピシャで驚いてたね。

トリエステに近づくと坂を下って行きます。
線路のすぐ近くを走るので海も見えました。

トリエステの駅前でおろしてもらいます。
もうすぐ日が暮れそうです。

夕暮れ前のトリエステ駅前

海に沈む夕日を見たいので港に直行しました。
急いで坂を下っていきます。

トリエステの夕日

間に合った!
日没前にトリエステの港に戻る事ができました。

雲はあっても綺麗な夕日でした。
予想外のハプニングもありましたが最後にトリエステの夕日を見られてラッキーな1日でした。

トリエステの海に沈む夕日

停泊しているように見えてゆっくり移動していた大型クルーズ船。
途中でクルーズ船に視界を遮られたりしながらもトリエステの夕日を堪能しました。

トリエステの夕日と大型クルーズ船

暗くなるまで海を眺めたらホテルに戻ります。

トリエステの日没
トリエステ港の街頭

街頭に照らされる建物も趣があります。
綺麗で平和な街です。

日没後のトリエステ

ホテルへの帰り道、ホームレスがゴミ箱を漁っている場面に遭遇しました。

実は前夜、この近くのレストランで食事をしていた時にホームレスにお金?を要求されたんです。
背中側から来たので何の心構えもありませんでした。
えっ?
固まってどうしようと考えている間に諦めて前のテーブルに移りました。
通路沿いのテーブルのお客さんに一通り声を掛けていましたが、誰もお金を渡したりはしていませんでした。
どうするのが正解だったのかと何となくモヤモヤしました。

港からの帰り道、ゴミを漁っている人は前日会ったホームレスと似ていました。
一度通り過ぎてから立ち止まってショルダーバッグの中身を確認しました。
日本から持ってきた9枚入りのオレオパックがありました。
そのオレオと€10を手に戻りました。
黙って手渡し足早に去ると背後から「Grazie!」と大きな声が聞こえました。

今回の旅行中、「Buon giorno!」と同じくらい耳にした「Grazie!」ですが、一番心のこもった「Grazie!」だったと感じました。

トリエステの夜

ショートカットでホテルへ戻ります。
部屋に戻ってシャワーを浴びると小腹が空いてきたので、日本から持ってきた「えいようかん」を食べました。
甘さとボリュームがちょうど良かったです。

トリエステ最後の夜、ホテルの部屋からの眺めです。

ホテルの部屋からの眺め

部屋でまったりとくつろぎながら、明日はサン・ジュスト城に行ってみようと決めました。

長いような短いような不思議な1日でした。

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